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輸出には国内輸送とは違う難点も
輸出作業の難しさはその手続きの煩雑さにあります。まず通関が存在します。各種法令によって、日本から海外へと送られる全ての商品は税関でのチェックを受けなければなりません。実は輸出してはいけない商品や相手国・相手取引先というものが存在しており、通関するにはその条件に抵触しない事を証明する各種書類が必要です。また、輸入側との商品受け渡しを行うためには船積書類作成という作業も発生します。船積書類作成は複数の書類を作る事で、輸出者から輸入者に渡すためのものです。商品を輸送した船会社は、輸入先でその商品を受取人に引き渡すわけですが、その際に相手からこの船積書類を提示されないと積み荷を渡さない事になっています。いわば引き渡し証なのですが、これが非常に複雑な書類なのです。 通関や船積書類作成は絶対に必要な手続きなのですが、通常これらは税関から免許を交付された専門の代行業者である海貨業者（乙仲）が行っています。乙仲の中でも各国の事情に通じた違いがありますので、特に実績がある所を選ぶのがよいでしょう。
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